リースなどインテリア造花に
リース、スワッグ、オーナメント・・・。美しいお花やみずみずしいグリーンをたっぷり使ったインテリア造花は、どんなお部屋も豪華にエレガントに演出してくれます。特に、季節の植物をふんだんに使うことでより季節感がアップしますので、いつものお部屋の印象もガラリと変えてしまうことができます。
でも、生の植物をきれいなままに保つには手間もテクニックも必要です。長持ちさせられるか心配という方には、クレープ紙(クレープペーパー)で作ったペーパーフラワーがおすすめです。自由自在に形を決めることができますし、何よりもきれいなお花の状態で長く楽しむことができます。お手入れの手間もいらないので忙しい方にもおすすめです。
クレープ紙(クレープペーパー)には柔軟性があり色もたいへん豊富です。ですので、どんなタイプの飾りも思いのままに作ることができてしまいます。「永遠の象徴」、「幸せを運ぶもの」として古くから伝えられてきたリースにはぴったりの素材と言えますね。
では、リースやスワッグ、オーナメントを作る際、クレープ紙(クレープペーパー)を使ってどんな工夫をすればいいのでしょうか。
まずは、どんなものを作りたいかというイメージをはっきりさせることから始めましょう。
オリジナルの飾りは自分の好きなように作れるというメリットがありますので、このメリットを最大限に活用しない手はありません。お花や植物だけではなく、小物や果物などを盛り込めば、オリジナル度がぐんとアップします。季節やお部屋の雰囲気を参考に、好きなようにコンセプトを決めましょう。ゴージャス? それともキュート? 洋風? それとも和風? そして、それをどこに飾りたいのか。あなたなりのイメージを簡単な図に起こしてみると良いでしょう。
イメージがはっきりしたところで、次はどんな色合いにするか決めます。色のバランスはとても重要な要素です。色しだいで雰囲気が大きく変わってしまうので、デザインのイメージがあいまいでも、ポイントにしたい色はしっかりと決めましょう。使う色を変えるだけで、全く違う雰囲気を楽しむことができますので、デザインはそのままに作品ごとに使う色だけを変えてみるのもいいでしょう。
イメージや使う色が決まったら、さっそく準備を始めましょう。材料費は使う素材や種類によっても違いますが、だいたい5,000円前後です。メインのアートフラワーや造花は既製品を使うのもいいですし、一から手作りしてもいいでしょう。他には、スポンジベースやフローラルテープ。木工用ボンドやペンチ、はさみも必要になりますので、しっかりと準備しておきましょう。材料は雑貨店や手芸店で購入することができますので、どんなものを使えばいいかわからない方は、お店の方と相談しながら決めてみてはいかがでしょうか。
イメージがまとまり材料が揃えば、後はそのイメージを形にしていくだけです。ボリューム感や立体感を出したい場合は、お花にワイヤーを付け足してみましょう。全体的な高低差ができて、さまざまな角度から楽しむことができるようになります。ひとつの角度からイメージするのではなく、いろいろな角度からイメージして、豪華にアレンジしてみましょう。しかし、どんな場合もお花の大きさや色合いを第一に考えることが重要になります。どのお花をポイントにしたいか、どんな色合いでまとめたいのかをはっきりイメージしながら素材を並べていくようにしましょう。
作品ができあがれば、あとは飾れば完成です。リースやスワッグなど、インテリア造花を飾る位置に決まりはありません。お客様の目に留まりやすい玄関やリビング、雰囲気を和やかにしたい寝室やバスルーム。どんな場所に飾るかはあなたのセンスしだいです。殺風景だった玄関を明るくしたり、地味だった和室を華やかにしたり。インテリア造花を飾るだけで模様替えした気分を味わえます。だからこそ、デザインや色合いだけに捉われるのではなく、インテリアのバランスも考えた作品作りが大切になります。
クレープ紙(クレープペーパー)で作った造花やアートフラワーはお手入れが非常に楽です。モップや柔らかい布でさっとひと拭きするだけ。生花のように毎日のお世話は必要ありません。プレゼントとしてもたいへん喜ばれますので、リースやスワッグなどにして大切な方に贈ってみてはいかがでしょうか。